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無二膏は、代々受け継がれてきた製法のまま

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まだ西洋医学が日本に伝わる前、けがや病気の悩みから人々を救ったのが、生薬を組み合わせた漢方薬や伝承による民間薬でした。現代のように科学的な抗生物質や消毒薬のない江戸時代初期、御所の御典医(ごてんい)も務めた雨森良意が、打膿灸(だのうきゅう)というお灸のあとの膿(うみ)を出す「吸い出し膏薬(こうやく)」として開発したのが「無二膏」の始まりです。「この膏薬の効き目はほかにはない」と京の町で瞬く間に評判となり、人から人へと広がっていったそう。

無二膏は、代々受け継がれてきた製法のまま、ダイオウやオウギ、ジオウなど13種類の生薬などをゴマ油に入れ、数時間煎じて作られます。「釜に付きっきりで混ぜ続けなければいけないので手間は掛かりますが、全国の愛用者からの『この薬をずっと使いたい』という声に支えられて今も作り続けているんですよ」と語るのは、15代目の雨森良和さん。特に寒い時期には、指のあか切れやひび割れなどの傷を保護するために愛用する人が多いそうです。

誕生から300年以上。人々を救いたいと無二膏を開発した初代の心意気が伝わってきます。